和泉小旅

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CT125ハンターカブ その6 スプロケット変更後のエンジン回転数と最高速度を調べてみる。

前回の記事で、CT125のカスタム後のスプロケットは、前15T後34T程度にするのが良いのではという事を書きました。
今回は実際に計算をして、その値で問題ないかを調べたいと思います。

目標としてはボアアップ後に

  1. 5000~6000[rpm]で、80[km/h]巡航が可能であること。
  2. 最高出力である7000[rpm]で、一時的に100[km/h]走行が可能であること。

程度になれば良いと思っています。
因みにこの値は、クロスカブ時代の巡航時に楽だったエンジン回転数を参考にしてみました。

速度計算式

CT125に限らず、速度を求める計算式に必要な値は、

  • (a) エンジン回転数[rpm]
  • (b) 1次減速比
  • (c) 2次減速比
  • (d) 各変速比
  • (e) リアタイヤ円周長[mm]

です。これらの値から速度を求めるには、

速度[km/h]=(a)÷(b)×(c)×(d)×(e)×60÷1000000

となります。

×60は毎分→毎時への変換。÷1000000はmm→km表記に整えるために必要です。

因みに、この計算式では空気抵抗や運転手の体重等は考慮していない理論値ですので注意して下さい。

計算結果

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  • 青:前14 後39(標準)
  • 赤:前14 後34(納車後予定)
  • 緑:前15 後34(ボアアップ後予定)


結果を見て

青(標準値)

ゆったり余裕のある走りの5000[rpm]で60[km/h]程度出るようです。
クロスカブの前スプロケ15T変更した時に似た値みたいですね。
原付二種として扱う分だと、この状態でも大いにアリな気がします。
もしかしたらボアアップをするまでは、このままでも良いかもしれません。

赤(個人的初期予定)

60[km/h]巡航に更に余裕が出ています。
ですが、これで高速巡航をするのは厳しそうです。
この時点では原付二種状態を予定しているので、やはり標準のままにしておくべきかもしれませんね。

緑(ボアアップ後予定)

5500[rpm]での80[km/h]巡航が可能になっています。
100[km/h]走行も7000[rpm]弱で到達予想。
これは予定通りの値になったのではないでしょうか。
ボアアップ後のスプロケットは、これで問題無さそうです。

終わりに

クロスカブのスプロケットを交換した時は特に計算もせず「まあこんな物だろう」という感じで変更しました。
ですが実際に計算してグラフを作成し見える化することによって、違いが非常に分かりやすくなりました。
あとは実際に乗ってみて、どの程度変わるのかを感じてみたいですね。

……しかし新型コロナウイルスが日に日に猛威を奮っています。
果たして発売日に納車されるのでしょうか。それより納車されたとしても走ることは可能なのでしょうか。
一日も早く日常を取り戻して欲しいものですね。