クロスカブのドライブスプロケットを交換してみた。
クロスカブのギヤ比は、他のカブと比べて加速寄りに作られているのだという。
高速運転よりは山登りや踏ん張りに力を入れているためだろう。
確かにそういう用途に使うのであればそれも良いのだろうが、自分の場合は山に登るというよりは谷間を走る事が多い。
また、それらの場所に行くためにも幹線道路を1時間以上は走り続けないといけない。
そうなってくると、通常のクロスカブでは幹線道路を無理なく流せる程度(60km/h)の速度ではエンジンの音が辛そうに聞こえてくる。
というわけで、ドライブスプロケットを変えて、若干高速寄りにしたいと思います。
ドライブスプロケットを買ってみた
スプロケの知識については偉大な先人の方々が詳しく解説されているので割愛する。
今回買った商品はこちら。
キタコ(KITACO) ドライブスプロケット(15T/420サイズ) NSR50/モンキー(MONKEY)/グロム(GROM)等 530-1010215
- 出版社/メーカー: キタコ(KITACO)
- 発売日: 2012/08/17
- メディア: Automotive
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まあ皆が買ってるものと同じものである。
クロスカブの初期フロントスプロケが14T(歯車の歯の数)なのでそこから1T増やした15Tにしてみた。
16Tでも良さそうではあるが、どうも他の機構と干渉してしまう場合があるらしい。
実際に届いた商品
もしこれでも巡航速度でキツそうな音がするのであれば、今度は後ろ側のドリブンスプロケを交換しないといけないのだが、こっちの交換はホイールを外したりしないといけないので初心者には少し厳しそうである。
まあ取り合えずは付けてみよう。
取り付け
まずはチェーンカバーを外す。レンチで緩めるだけなのでとても簡単に外れた。
こんな風に手元にある工具で整備出来るのもカブの特徴である。
チェーンの繋ぎ目は色で塗られていた。
次に先程の写真左に見える銀色の金属のカバーを取り外す。
これもネジを緩めるだけの簡単な作業であ……ん?
固ってえ!!?
何だこの硬さ。前回電源取り付けた時も結構硬かったけど全然びくともしないぞ。
かといって力任せに回せばネジが壊れてしまいかねない。
バイクを押さえつけつつ、再度力を入れて一気に回してみる。
グギッ!!
ああ、やってしまった……。
バイクは無事だが、腰 を痛めてしまった……。
実際に走ってみた
今回の交換で気になる点は2点である。
- 停止時のや登坂時の加速力は大丈夫か。
- 60km/hのエンジン回転数に余裕は出来ているか。
加速力
これは全く問題なかった。
寧ろ今まで持て余しすぎてた加速力がマイルドになって、かなり走りやすくなっている。
これなら坂の多い地元でも問題なく走れるだろう、
回転数
使い勝手の良かった2速の幅が増えて、より使いやすくなった。
3速→4速への切り替えも40km/h→45km/hくらいで行えるようになり、40km/hで流れることの多い近所の道が走りやすくなった。
そして肝心の60km/hでの余裕だが、こちらはまだ物足りなさを感じる。とは言え、初期状態からはかなり改善されたいるのがわかった。
50km/hでは快適そのものである。もう少し高速寄りでも良いかもしれない。