和泉小旅

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CT125ハンターカブ その10 SP武川の143ccボアアップは避けるべきである

【結論】SP武川のCT125の143cc用ボアアップキットは使用しない方が良い。

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SPECIAL PARTS TAKEGAWA / eステージαボアアップキット143cc

CT125ハンターカブを143ccにボアアップした理由

自分がボアアップした理由。
それは「カブで高速を使って旅したい」という単純な理由である。

高速に乗れさえすれば、パワーは要らなかった。
だからこそ181ccではなく143ccのボアアップで良いと判断した。
オイルクーラーは取り付けられないそうだが、それはSP武川もテストした上で不必要と判断したのだろう。
そう思って143ccのボアアップを行ったのである。

立ち塞がる油温問題

高速試験

そしてその予想はすぐに間違いであったと気付かされる。
気温23℃程度。春先の中央自動車道。府中SIC~石川PA
時間にして約10分間。距離にしてたった12.4km。
初めての高速テストは、この短距離ですら熱ダレ寸前という残念な結果となった。

それも100km/hでの走行とかで起きたのでは無い。
80km/h(約6000rpm)を続けた結果でこうなったのである。

油温を下げろ

その後もエンジンに当たる風の流れを整えたり、ヒートシンクを取り付けてみたりしたのだが、効果及ばず。
オイルクーラーを取り付けられれば一発なのだが、先に述べた通り143ccボアアップキットでは、オイル取出口が作られていないのである。

そこで職場の同僚の意見も取り入れた結果、GROMのパーツを取り付ければ、オイル取出口を設ける事が出来るという話になったのが前回の記事。
izumihal.hatenablog.com

結論から言うと、このカスタムは失敗に終わった。

  • 遠心クラッチがケースに干渉してしまう。
  • キックの軸を取り外すのがクソ面倒なことになる。

という事だ。同僚がショップに訊いたという、「ちょっとの加工で取り付けられる」とはどういう事だったのだろう。
とは言え、一緒に模索してくれた同僚には感謝である。

143ccの限界

正直これ以上の試行錯誤はお金を浪費するだけで得策では無い。
やろうと思えば穴を無理矢理開けてオイルを取り出すという方法も出来なくはないのだが、工賃が高額になるのは火を見るよりも明らかであり、残念ながら石油王どころか同世代の年収より大きく下回っている自分にとっては、そろそろ限界というものである。
しかし、このまま高速に乗れないのであれば、軽二輪にした意味が無くなってしまう。

5分程度悩んだ末、残念ながらこれが143ccの限界だと決断したのであった……。




















じゃあ181ccに
ボアアップするしか
ねえなwwwwww

CT125ハンターカブ181ccボアアップ化計画始動!

という訳で方針転換し、181ccボアアップを行う事にしました!
www.takegawa.co.jp
幸い143ccと流用できる部品は多いようで、部品は3万円程度で手に入れられそうです。

因みにオイルクーラーはこちらを購入済み。

これにサーモスタットを取り付けて、早くボアアップを完全に終わらせたい……。