銅街道の珍しい自販機に行こう!
銅街道(あかがねかいどう)は群馬県の渡良瀬川沿いを走る、国道122号線の一部です。
街道沿いには、わたらせ渓谷鐵道線も走っていて、群馬県の長閑な一面の代表的景色の一つだと思ってます。
ここには何度か足を運んだことがあるのですが、毎回スルーしてしまっていた場所があります。
それがこの「丸美屋自販機コーナー」
一見ただの掘っ立て小屋ですが、ここは知る人ぞ知る珍しい自販機コーナーのメッカなのです。
今回の旅は、この自販機コーナーに行きたいと思います。
とりあえず「道の駅おかべ」へ
ついでに道の駅スタンプラリーをするために、埼玉県本庄市の「道の駅おかべ」に向かいます。
到着したのは丁度正午前。お腹も空いてきたのでなにか良いものがないかと探していると、何やら美味しそうな匂いが!
「ねぎ焼き」と呼ばれるこの食べ物。お好み焼きと同じ生地をクレープのように薄く伸ばし、その中に特産品の深谷ねぎを大量に入れて綴じ込んでいました。
そしてソースを塗って完成。
ネギが大量に入って入るものの、そこまでネギ臭くはなく、むしろ深谷ねぎの甘さがとても美味しく頂ける一品でした。
しかも、なんと300円!!
これ他の場所だと500円位で売ってそうな物なのに安いよ。
調理してるおじさん曰く、「自分たちはネギ農家だから安く出来る」と言っていました。
ついでに最近ネギが美味しいので、深谷ねぎを購入。
これも5本入って170円なので、改めて野菜はこういった直売所で買うのが一番だと思いました。
改めて自販機コーナーへ
その後も数駅道の駅を巡り、ようやく銅街道へ。
先日まで大寒波の影響で雪が降っていたようだったので、路面状況が心配(ノーマルタイヤで来た)でしたが、幸いにも路肩の一部にしか積もっていないようだったので安心。
自販機コーナーは花輪駅近くにあり、日曜日ということもあってか、車が何台かいました。
たまたま業者さんもいました。
建物自体はかなり簡素で隙間風も多く、中に入るとストーブなどは特に無いので結構寒いです。
それでも、このレトロな自販機を目の前にしたら、やはりテンションは上がるものです!
右から
- トーストサンド(ハムチーズorツナマヨ) ※写真外
- ラーメン(チャーシューor唐揚げ)
- うどんそば(青唐辛子入りor無し)
- 飲料類
となってます。これ全部インスタントじゃないんですよ。
しかも、当たりには追加食材が付いてくるという遊び心付き!
まずは きつねうどん(250円)
……うどん? きしめん?
なんかものすごく太いうどんでした。
調べたら、これは群馬名物「ひも川うどん」というものだそうです。
でも味は良いです。寒い店内や雰囲気も相まって、心に染み渡る味です。
ただ、備え付けの七味唐辛子が思いの外辛く、むせました。
お次はラーメン(300円)
シンプルな醤油ラーメンで、こちらも温まる一杯。
卵が大きいなと思ってましたが、これは大当たりだそうです!
見えないですが、ナルトとメンマも入ってます。
最後にトーストサンド(200円)
こちらは先程の容器とは違って、アルミホイルに包まれています。
結構熱いので注意して下さい。剥がすとこんな感じ。
8枚切りの食パンを更に半分にして挟んでいるのかな?
味はいたって普通のハムチーズパンです。
注意点!
この自動販売機は小銭しか対応しておらず、しかも500円玉も対応していないものもあります。両替機もありません!
私は丁度店員さんが居て両替してくれたのですが、普段はいないと思うので、事前に用意しておきましょう!
嬉しいサプライズ
友達3人と仲良く食事をして楽しんでいたら、店員さんが声をかけてくれました。
店「どこから来たの?」
私「川崎からです」
店「……」(無言で車の中をガサゴソ)
私「??」
店「はい、プレゼント」
私「あ、ありがとうございます!」
渡されたのは紙製の細長い小さな箱。
中身を開けると
なんと、丸美屋自販機さんの
名前入りボールペンでした!
これには一同感激。
丸美屋自販機さん、ありがとうございました!
旅の思い出に
来訪者用に、思い出ノートなるものがあったので書き込んでおきました。
すごーい!
おいしー!
※前日にアニメを見ていた影響です。
ニキシー管
本当は動画を撮影していたのですが、撮影ミスで保存されていませんでしたので、別の方が撮影した動画を貼り付けておきます。
うどん・そば自販機@丸美屋(群馬県みどり市)
ニキシー管というのは、数字を扱うための真空管のような電気部品です。
現代では7セグメントLED(デジタル表記の数字でよく見るあれ)が使われているので、時代遅れの産物です。
だが、それが良い!!
ぶっちゃけ、今回の自販機来訪も、食事よりこっちがメインだったりします。
レトロ好きな電気を学んできた身としては、生で動くニキシー管を一度は見てみたかったものです。
本当に撮影できなかったのが残念です……。ぐぬぬ。
ごちそうさまでした!
最後はずっと居てくれた犬が見送ってくれました。